前回からの続き!
前回をご覧になってない方はコチラからどうぞ↓
今回は屋根・壁をほぼ完成させ、小屋としての機能が出来上がるまでをご紹介します!
まずは開口部を埋めまくる!
前回で屋根の骨組みは完成したので、早く雨水から小屋を守るべく合板を張り、防水処理まで一気に行うつもりで作業します。絶対に一日じゃ無理だけどw
合板を張るまでは屋根にブルーシートを縛り、床材などに雨水が落ちないように気を付けていましたが、そんな時に限って豪雨到来。
夜中にブルーシートを縛りに小屋に立てこもった思い出は今でも忘れられませんw
合板の張り方は壁のOSBと同じで、455mmピッチに這わせた2×10材の骨組みに合わせて上からビス留めしていきます。
壁部分のOSBが張り終えていないところがありますが、建物側のため雨風が少ないので完全に後回しにしていますw
いやホントに屋根優先です…もうブルーシート縛るのキツイっす。。
余談ですが、壁のOSBは2mmほどの隙間を開けて張り付けます。
上記写真の左側の開口部(まだ開口してないけどw)に隙間があるのがわかりますでしょうか?
後ほど裏口に抜けるドアを設置する箇所なのですが、455mmピッチのセンターラインがちょうどドアの中心になっているため隙間が空いているのがわかるかと思います。(光が漏れてます)
OSBは湿気等を吸い込み膨張することがありますので、完全にくっつけて設置してしまうと、後から膨れ上がって外壁を押してしまい、デコボコになってしまう恐れがあります。
実際にOSBパネル自体にも『隙間を開けて設置する旨』が印字されていますので必ず守りましょう!
話は戻りますが、屋根合板を張ってしまうとブルーシートの下地ができるため、風の影響を受けにくく、ブルーシート管理が非常に楽になりますw
やっと防水処理へ!
屋根合板を張り終えたら、ブルーシートを卒業するためにアスファルトルーフィングを張ります。
防水処理の基本ですが、下から上に向かって施工していきます。
上記写真のアスファルトルーフィングも同様で、下から横一列を張り、2段目は既定の幅を上に重ねて横一列を張る…というように重なる部分を作りつつ上に進んでいきます。
下から張る理由は簡単で、水は下に向かって落ちるからです。
雨が降り、屋根に雨が当たり、屋根の傾きに沿って下に落ちる。
この時、下から張ることによって雨は継ぎ目を通過する際、下のルーフィングの外側に落ちることになるので、ライズボール等の変化球でもない限り、ルーフィング内には侵入できませんw
逆に上から張ってしまうと、重なる部分からアスファルトルーフィング内に雨水が侵入してしまうことになります。
屋根を張り終えたら次は壁にも貼っていきます。
壁に貼るのは『防水透湿シート』というもので、上記写真の『タイベック』がとても有名。
でも他のメーカーの物でも全然OKです。
壁にタイベックを張る前に、全ての開口部(ドアや窓になる場所)をトリマーにてOSBをカットしてから張っています。
上記写真の室内にタイベックの裏面が見えている部分があると思いますが、そこが開口部です。
左が裏口に抜けるドア、右が窓になります。
上記写真が防水処理完了後の写真です。
屋根は『屋根材の張り付け』、壁は『外壁の設置』を残している状態。
ここまで終わってしまうと一安心。
防水処理が終わっているので内部に雨水は侵入しません!
やっと小屋として機能する状態と言えると思います!
中に資材を入れられる状態になりますのでテンションが上がりますね!
ちなみにこの段階で窓は設置してあります。(写真の内部右側)
窓は嵌め込む予定の物が決まっていて(貰い物)、それに合わせて壁パネルを作成してますので、嵌め込んでビス留めするだけです…ホントそれだけw
でも…小屋と呼ぶには、まだ何か足りませんよね?
ドアを作る!
外部ドアって既製品を買おうとすると結構高額。
しかも外部ドアって玄関ドアみたいな重厚な造りの物と、プレハブに付いているようなチープなドアしか売ってないんですよね~。
木製の小屋には完全にミスマッチ…ってことで作ります。(買う金も無い!w)
ドアの作り方としてはフラッシュ構造(だっけな?)っていうのが一般的なんだけど、ストロクはツーバイ材で作成しました!
使用材料は外枠に2×6材、内部は2×6材と2×4材を組み合わせて作成しています。
一応、一般的なドアが収まるような開口部を作りましたが、この大きさに合わせるのが結構大変です。
幅は如何様にも出来るのですが、高さはツーバイ材の組み合わせだけでは限界がありますので、最終的に縦割りした2×4を嵌め込む形になりました。
ドアの構造は2×6材でコの字型に枠を作成し、それぞれ内側にトリマーで6mm幅の溝を1cm掘ります。(もっと浅かったかも…記憶がw)
6mm厚の合板を2cm幅でカットし、先ほどの溝にボンドを付けて嵌め込みます。
次に内部のツーバイ材ですが、内側の長さにカットし、こちらにも一周全て同じ溝を掘ります。
後は溝にボンドを塗布して端から差し込んでいきます。
この木の継ぎ方を『雇い実接ぎ(やといざねはぎ)』と言います。
基本的にボンドで接着することになるので、ドアサイズの大型クランプが必要になるのですが、2×4材と長いボルト、蝶ナットがあれば簡単に作成できますので、買う必要は無いです。(ドア1枚目の写真参照)
作り方は2×4材に2箇所穴を開けた物を2本用意して、長い寸切りボルトを穴に通すだけ。
あとは材料(この場合はドア)を2×4材に挟めて、両サイドから蝶ナットで締め込むだけです。
こんな長いクランプ滅多に使用しないので、こんなので十分かと!
また補強のために、コの字型の枠自体は上部からドリルで深く穴を開け、ビス留めし木栓で処理します。
同様に内部ツーバイ材の真ん中1本だけは側面から穴を開け、ドア側面からビス留め・木栓処理しています。
前述のフラッシュ構造のドアだと、反り等を抑えドア自体を軽く出来る利点があるのですが、内部に大事な電動工具等をしまっておく事を考えると防犯上信用できないと思ったため、オールツーバイ材で作成しました!٩( ”ω” )و
木製フラッシュ構造だと、蹴りで壊せそうな気がします…(やったことないけどw)
そのかわり…重いっすw
いざ取付け!
写真は雪が積もっていますが、雪が降る前に完了しました!
外壁はまだ残っているけど…
屋根は結局、板金業者に依頼して取り付けてもらいました。
当初自分でアスファルト系の屋根材を張り付けようと思っていましたが、必要枚数を計算してみると屋根材が意外と高いことに気付き、『あれ?これってもしかして板金頼んだほうが安いんじゃね?』って思ったため見積依頼…
はい、その通りでしたw
自分でやるのとほぼ同額、そして自分は何もしなくても良い!w
時間をお金で買った以上の結果に非常に満足ですw
雪が積もって見えないけど、さすがプロの仕事で非常にきれいにやってくれました!
板金屋さんの作業中、ストロクも小屋の中で別の作業してたんだけど、『屋根の耳の胴縁ちょっと割れてるから付け直してくれる?』ってクレーム入って屋根に上ったのを覚えていますw
でもざっくばらんで楽しい職人さんだったなぁ~
小屋裏のウッドデッキ進捗状況ですw
小屋と同時に作業していたのですが、床張る直前で雪が降ってしまった…
家との出入りのため早めに張らなければ!と思ったのを覚えています。
そしてこの裏側にもドアがあるので、ツーバイドアは計2枚作成しました…ちなみに両ドアとも鍵付きです٩( ”ω” )و
そしてこの写真を見て、『もう小屋にストーブ付いてるじゃん』と思ったそこのアナタ!
絶対本職の方ですねw(ΦωΦ)
そんなこんなで春が来て完成!
そんなこんなで冬にも作業をちょくちょく進めて(主に室内だけど)、春には完成しました!
一冬越してみて、落雪具合を確認したんだけど、この年がたまたま大雪で落雪が凄かったです( ゚Д゚)
で、隣りに車を駐車するのでフェンスを設置しました…これが結構高かったw
といってもフェンスは当初から見越していたんだけど、予定金額の1/2程度で済んだので良かったかなー?
こうやって見ると中々の角度ですよねw
ちなみに右上のダクトは焼肉用排煙ダクトの出口です٩( ”ω” )و
排煙ダクトの作り方はYouTubeで紹介しているのでコチラからどうぞ↓
この動画と以前リンクを張り付けた小屋紹介の動画を合わせて見て頂けると全ての構造がわかると思います٩( ”ω” )و
ほぼほぼウッドデッキも完成ですが、フェンスが未完成です。
フェンスのデザインが考え付かなくて放置していたのですが、うちのワンコ(小型犬)がデッキで遊べるように、とりあえず下部にだけ横材を設置しています。
思いっきり陰になっていますが…スマンw
小屋のドア部分が雨の影響を受けすぎてしまうので、ドアに枠を付けて雨を逃がす構造に作り直す等、現在は少々改良しています。
ウッドデッキのための照明も未接続で、小屋から配線が剥き出しの危険な状態ですね…アブネー( ゚Д゚)
最後に…
基本的な小屋作りの流れはこれで終了です。
説明というより当時の思い出の記録になってしまいましたが、もっと知りたい部分やYouTubeで動画化してほしい部分がありましたらコメントいただけると幸いです。
小屋の内部についても今後機会がありましたらブログでも紹介できればと思ってますので宜しくお願いいたします٩( ”ω” )و
それじゃーまた!
コメント