はいどーもストロクです٩( ”ω” )و
電気工作には必須とも言えるテスター。
近年はマルチメーターと呼ばれるデジタル仕様の物が殆どだが、呼び方は従来通り「テスター」でも問題ないらしい。(マルチメーター表記が圧倒的多数だが)
今回は過去に動画で紹介したテスターを用途別に分けてオススメしてみたいと思う。
まず中華テスターでも大丈夫なん?
先に結論を言ってしまうが中華テスターで十分。
よっぽどのことが無い限り、外れを引く可能性は低いと思う。
今回紹介するテスターの他にも無数の中華テスターが販売されているが、低評価のコメントだけ参考にすれば問題ないだろう。
なぜ高評価は参考にならないのか?
ストロクはサクラチェッカーで引っ掛かるような商品でも平気で買う。
一種のチャレンジではあるが、それはどの商品でも同じ事。
自分が良いと判断すれば高評価だし、悪いと判断すれば低評価なのだ。
サクラチェッカーは「サクラレビューの多さ」、「企業の怪しさ」を測るものだが、それは一種の指標にすぎないし、裏を返せば「企業の姿勢」を測っている事になるので製品評価とは無関係とも言える。
※それを測れるサクラチェッカーは凄いんだけどねw
結局、その製品の良し悪しは自分で判断するしかない。
でもそれだとレビューに何の価値もないことになってしまうので、ストロクは主に低評価のコメントを参考にする。
低評価のコメントを参考にすることで、少なくとも製品のマイナスポイントを事前に知ることができるからだ。
そしてこの低評価コメントの信憑性はサクラレビュー混じりの高評価コメントより圧倒的に高い。
一番判断に困るパターンは全く低評価コメントが無い場合。
この時ばかりは人柱になる決心が必要だが、純粋にその製品の魅力によって判断するしかない。
今回紹介する3つのテスターは少なくともストロクが使用した感想を述べているので、サクラレビューではないとだけ付け加えておく。
用途で選ぶ中華テスター
とりあえず何でも任せろ! GVDA GD166B
6,000カウントのクランプメーター付きマルチメーター。
今回紹介する中では一番機能が多く、マルチにこなしてくれる。
もちろんAC(交流)DC(直流)両対応。
アリエクスプレスにて販売している。
【内容物】
・本体
・プローブ
・熱電対プローブ
・説明書(英語)
・ナイロンソフトケース付き
本体は単三電池3本で動く。
こいつの良いところはプローブの挿し込み口が可変しない事!
左に黒いプローブ、右に赤いプローブを挿し込めばOK。
測定モードによってプローブを差し替える必要がないので、挿し間違えによる故障も防げるし非常に楽!
オートモード搭載なので、あとはプローブに繋ぐだけで勝手に測定してくれる。
※もちろんマニュアル測定も可能。
安定化電源の電圧を『19.00V』にセットし測定してみる。
6,000カウントなので600Vまでの測定で小数点以下が表示されます。
<参考例>
・5V ⇒ 5.000V
・10V ⇒ 10.00V
・599V ⇒ 599.0V
測定結果は『18.99V』だったので問題無し。
ここまでくると安定化電源側の誤差なのかテスター側の誤差なのか分からん。
せっかくなのでクランプメーターを使って電流を測定してみる。
こちらも誤差を測定するため『1.00A』に設定した電流を流してクランプ。
クランプメーター機能も上々の結果だった。
一通りの機能を網羅しており、尚且つクランプメーター付き。
カウント数も6,000カウントと一般人が使用するには十分なカウント数だ。
価格も4,500円前後(セールのタイミングによって前後する)なので、オートレンジ&カラー液晶という事を考えると、個人的にはコスパが非常に高い良い製品だと思う。
とりあえずの1台には十分すぎる性能なので、これを選べばまず間違いはない。
<GVDA GD166B アリエクの販売ページはコチラをクリック>
詳細なレビューは動画で話しているので、気になった方は参考にしてくださいまし↓
精密な測定とカメラ目線ならコイツ! KAIWEETS HT118E
なんと20,000カウントの桁数が凄すぎるマルチメーター。
クランプメーターこそ付いていないが、その他の機能は全て盛り込まれている。
液晶表示が大きく数値が見やすい他、スタンドも付いているので上記写真の通り立て掛ける事が可能。
まさに動画で使用するために生まれてきたような機種と言っても過言ではない。
こちらの製品もアリエクで販売されているが、その他のKAIWEETS製品であればAmazonでも販売されている。
同じ中華なので先程紹介したGVDAの製品と酷似した製品も取り扱っている。(中華あるある)
【内容物】
・本体
・プローブ
・熱電対プローブ
・説明書(英語)
・テスト電池
・ナイロンソフトケース付き
こちらは単三電池2本で動く。
本体はゴム製のカバーで覆われており、耐衝撃性は比較的優れていると思う。
普通のテスター同様、プローブの挿し込み口が複数あるが、測定レンジを変更するとプローブ挿し込み口が点灯する。
これでどこに挿せば良いのかが一目瞭然!
本当に最近の機種は感心する。
本機最大の特徴は冒頭で説明した『20,000カウント』だ。
試しに単三電池を測定するとこんな表示になる。
測定結果は『1.5857V』
ハッキリ言ってもうよく分からんw
そして画面が大きくスタンド付きなのでいつもカメラ目線。
写真や動画ではしっかり数値をアピールしてくれる良い子ですw
AC電圧を測ってみると…
整数3桁のV数でも小数点第2位まで表示されます。
そしてしっかり測定できているときは画面全体がオレンジ表示になるのも分かりやすい。
やっぱコイツYouTube向きです。
次は電流測定。
また1Aの電流を流してみた。
測定結果は『1.0042A』
GVDAは1.00A表示だったけど、正確には1.0042Aだったみたい。
本機は最大で1,000V、10Aまで測定が可能。
正直そんなに大きな電圧を測る機会なんて一般ユーザーには皆無。
20,000カウントで本格的な仕様なのでプロ向けの製品かもしれない。
でもお値段はなんと約4,500円。
GVDAと変わらんのですよ…
<KAIWEETS HT118E のアリエク販売ページはコチラをクリック>
本機はオートレンジで測ってくれるわけでもないし、クランプメーターも付いていません。
でも測定に関してはプロ仕様なので本機に軍配が上がる。
それぞれ長所がハッキリしているので、用途に合わせた選択が吉。
ストロクの場合…
普段はGVDA
動画撮影時 or 精密な測定値が必要な場合はKAIWEETS
と使い分けることになった。
詳細なレビューは動画で話しているので、気になった方は参考にしてくださいまし↓
コスパ最強! TESMEN TM-510
最後に紹介する本機は何と言ってもコストパフォーマンスに優れている。
気になる価格はなんと1,699円!
…安すぎだろ。
そしてAmazonで販売しているので今回紹介した中では一番購入しやすい。
機能こそ『電圧』・『抵抗』・『導通チェック』・『非接触電圧検知機能』しか搭載していないが、テスターって電圧測定しか使っていない人が実は大多数。
無駄な測定機能を省き、使いやすく、低価格を実現したのが本機だ。
この価格で交流・直流両対応、4,000カウントでオートレンジ測定ができるという恐るべきコスパ。
車やバイクの電装品弄りで使用するなら十分な機能を備えているので、普通の人ならこれで良い感じがする。
【内容物】
・本体(着脱可能なゴムカバー付き)
・プローブ
・説明書(日本語)
・テスト電池
・ナイロンソフトケース
こんなに安いのに入ってる物は大差なし。
プローブも柔らかくて取り回しやすいものが付属してます。
コイツは単四電池2本で動く。
オートレンジなのでプローブの挿し込み口が1か所ずつ。
あとはオートレンジなので対象にプローブを当てるだけ。
マジで簡単。
とりあえずまた単三電池の電圧を測ってみた。
KAIWEETSと同じ電池を測定したのだが、『0.01V程度』本機の測定値の方が高い。
※KAIWEETSは1.5857Vだった。
次に安定化電源を使用し、12.00V設定で電圧を測定してみる。
こちらは『0.09V』高く表示された。
他の測定でも同様の傾向が見られたので、本機は若干高く数値が出る模様。(個体差もある)
手元にある個体の場合、『0.7%程度』数値が高く出ることが分かった。
本機の説明書に記載されている仕様を確認すると、測定誤差範囲は±1%だった。
うん、安価な製品なのに嘘偽りないね!
ちなみに一般的な使用方法で『0.7%高い測定値が出た』としても困る事は皆無だ。
本機はMAXで600Vまで測定可能だが、誤差0.7%を加味すると595Vまでの測定に留めた方が良いかもしれない…そんな数値測る機会もないけどw
特筆すべき機能は正直無いのだが、他を凌駕するコスパには目を見張るものがある。
オートレンジなので初心者にもすぐに使用できるのが本機の魅力。
そもそも簡単な測定しか必要としていない一般人には必要十分な機能が備わっているので、本機をスタートとして電気工作を始めてみるのも良いかと思う。
詳細なレビューは動画で話しているので、気になった方は参考にしてくださいまし↓
ということで今回は3機種のテスター(マルチメーター)を紹介した。
皆様に最適な1台は見つかっただろうか?
どの機種も簡単な工作や修理には使える機種なので、1台は持っていても損はしないと思う。
今日はここまで!
それではまたっ!
コメント
こんにちは、ストロケ工房さん。
中華クランプデジタルテスターを持っていましたが使用しないで放置、使おうとした電池切れ、交換して使用するとLEDが点灯せず表示できません。6Vの角形電池でした。500円の中華デジタルテスターも放置、電池を交換してもクランプと同じウンとスとも動作せず買ってどのくらい放置しいたのかまったく記憶にありません。
日本製の三和アナログテスターを使用していました。新たにこのサイトで紹介されいるTESMEN TM-510テスターをアリエキスプで検索すると頭のメーカー名入れると検索されないです。型番のみを入れると表示されます、価格が異常に安いです。ストロク工房さんのHPに掲載されいるM-510は後継種なんでしょうか。電池が必要な測定器は粉が付かない限り放置して置いて使用できるものと考えています、間違いでしょうか。
アリ、アマゾンから買うか迷っています、お助けよろしくお願いいたします。
長期保管であれば電池を外すべきですが、私もズボラなので入れっぱなしにしてしまいます笑
接点が導通しなくなった場合は接点復活剤などで本体の端子を磨くと復活しますよ!
中華製品全般に言えることですが、同じ型番で複数のメーカーが製造しており、(正確には製造ラインが一緒でメーカーが違うだけ)製品によってはメーカーによって若干の違いがある場合もあります。よってアリエクで販売されている物とTESMEN製の物は若干の違いがあるかもしれません。それとアリエクは1,500円から送料が無料になるので、結果アマゾンで購入したほうが得策かと思います。返品も容易ですし、初期不良対応も早いです。