DIYをやっていると卓上ボール盤に憧れる時が来る…
でも高額だし(ピンキリだけど)場所も取るし中々手を出しづらいですよね?
そこで卓上ボール盤として代用できる『激安中華ドリルスタンド』と、『卓上ボール盤並みに使いやすくする方法』をご紹介します!
そもそも激安中華ドリルスタンド…使えるの?
Amazonで購入したこのドリルスタンド、安い割に精度が良い!
いや、正確に言うと『精度を出すことが比較的容易』…この言葉が適当。
このドリルスタンドの良いところと言えるのだが、何と言っても一番は『安さ』だろう。
簡単に言うと『精度が出せるのに安い』のだ。
このコスパの良さが最大の長所と言える。
しかし勿論短所もある。
精度が出しやすいとはいえ、それなりに調整は必要だし(初心者でも出来る程度だが)、ベースが鋳鉄製でドッシリしているは良いのだがバリだらけ…
加えて『まー細かいことは気にすんな』と言わんばかりのやっつけ塗装…
しかし機能的には問題が無いので、カスタマイズするには持ってこいのスタンドと言えるかな?
ちなみに使用するドリルスタンドと電動ドリルは下記の組み合わせ。
ハイコーキの電動ドリルは速度調節ダイヤルも備わっているためマジでオススメ。
詳しくはYouTubeにてレビューしているので見てくださいまし!
卓上ボール盤もどきにするための主な材料
ドリルスタンドの欠点として『安定感』が挙げられる。
赤いボールが付いているハンドル部分を下げると、鋳鉄製とはいえ小さなベースなので容易に浮き上がる…
穴を開ける材料を抑えたいのに、ドリルスタンドを抑える意識が働いてしまい、何ともストレスが溜まる…ということで使いやすくカスタマイズします٩( ”ω” )و
主な使用材料
①パイン集成材(300×600×18mm)×2枚
②シナベニヤ(300×600×12mm)×1枚
③トラックレール(20×300×12mm)×2本
①②はホームセンターで購入したものですが、ドリルスタンドの肝となる③トラックレールは『ミスミ』で購入した物です。
このトラックレールの長さと厚さが簡単に作るための重要な要素となっております٩( ”ω” )و
いざ制作開始っ!
まず初めに①のパイン集成材を使います!
こちらはドリルスタンドの下になる部分ですのでカットはせず、そのまま使用します!
パイン集成材にセンターラインを引いて、真ん中にドリルスタンドが来るように上に載せます。
ここで言う真ん中とは『横位置』のことで、『縦位置』は作業スペースを確保するために、なるべく後方へ下げるようにします。
前方側・後方側共に、センターラインがドリルスタンドの真ん中に来るようにドリルスタンドの向きに注意しましょう!
場所決めが終わりましたら、ドリルスタンドのベース部分四隅にある穴に印を付けます。
念のためスタンド本体の縁を罫書いておくと安心です。
4か所の穴位置に穴開けし、鬼目ナットを取り付けます。
せっかくなんで、この中華ドリルスタンドで穴開けしていますが、このような大きな板だと欠点が浮き彫りになりますね…
先に小さいドリルの刃で下穴を開けてから、最終的には10mmのドリルの刃でもう一度穴開けします。
4か所全ての穴開けが完了したら、M8サイズの鬼目ナットを取り付けます。
使用したのは『ねじ込みタイプ』の物です。
本来であれば下穴は10mmより大きく開けなければなりませんが、10mmしかなかったので10mmで開けて無理矢理ねじ込みましたw
無理矢理ねじ込むと集成材の表面は簡単に割れてしまいますが、全て隠れますので全然OKです!
鬼目ナットを取り付けたら、実際にドリルスタンドを固定します。
固定にはM8サイズであれば何でもOKですが、長さは20mmが丁度良いです。
ちなみに今回はステンキャップを使用しました٩( ”ω” )و
実際に取り付けると、ベースが大きくなるため、これだけで安定感が向上します!
この時点でハンドルを下げても浮き上がることは無くなると思います!
次にドリルスタンド本体と周りの段差を埋める作業に移ります。
もう一枚のパイン集成材をカットし、300×220を2枚作ります。
カットする道具を持ち合わせていない方は購入の際、ホームセンターで220mmの長さで2枚カットしてもらってください。
そもそも300幅なので2カットで済みます٩( ”ω” )و
ちなみにカットして余った材料も貰ってきてくださいね!
ドリルスタンドの手前部分に丁度収まります!
220mmでカットしたパイン集成材はドリルスタンドの左右に載せてビス留めします。
この状態になっても、まだドリルスタンドの方が11mm高い状態になります。
この11mmを埋めてあげなければなりませんが、11mmという材料は販売されてませんので、発想を変えて12mm上げてしまい、ドリルスタンド本体を1mm上げます٩( ”ω” )و
ドリルスタンド本体部分の高さは、本体を取り付ける時に1mmのワッシャを挟んでも良かったのですが、ドリルスタンドの台座をそのまま使用することになるので何となく嫌でしたw
この部分は後述しますw
3段目で12mm上げるのは別の理由もあります…
それはトラックレールを取り付けるからです!
トラックレール本体の厚みが12mmだったので、どうしても最後は12mm厚の合板と合わせて使用する必要があります。
トラックレールに取り付けのための穴開けと、ビスを埋め込むための加工をしてドリルスタンド本体に隣接するように取り付けます。
トラックレールを取り付けたので、トラックレールと同じ高さの12mmシナベニヤをカットして取り付けます٩( ”ω” )و
先ほどのカット材は220mmでカットしましたが、レールの幅が20mmなので、300×200サイズでカットします。(左右に貼り付けるので2枚必要)
こちらも同様にビス留めにて固定します٩( ”ω” )و
固定するとほぼ形は完成!
重さもさほど重くはないので、作業場内での移動は苦じゃありません٩( ”ω” )و
ほぼ完成なのですが、先ほど話した通り、『ドリルスタンド本体の方が1mm低い』状態で仕上がってしまいます。
割と大きなサイズに穴開けをするのであれば、さほど影響は受けませんが、小さな物ですとドリルスタンド本体とトラックレールの段差に当たってしまい、材が斜めに傾いてしまいます…
これを解消するのと、ダサいドリルスタンド本体を少しでも隠すために1mm厚のゴムシートで段差を埋めます。
1mm厚であれば何でも構わないと思いますが、今回はノンスリップシートという物をチョイスしてみました٩( ”ω” )و
理由は表と裏で色が違うからですw
シートはカッターで切れますが、台座部分の大きさにカットするのと、中心を円状にくり抜く必要があります…綺麗な丸状にするにはかなりのテクニックが必要ですw
この作業が一番難しいっていうw
これで土台部分が完成です!
この状態でも十分使えますが、このままではレールを取り付けた意味がありませんので、次回は『ガイドフェンス』や『ホールドダウンクランプ』を取り付けたいと思います٩( ”ω” )و
今日はここまで!
最後までご覧いただきありがとうございました♪
YouTubeではさらに詳しく説明しておりますので是非ともご覧ください٩( ”ω” )و
それではまた!
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