丸ノコを購入したら必ず欲しくなる!
低予算で丸ノコ定規を作る方法をご紹介します٩( ”ω” )و
丸ノコ定規とは?
丸ノコ定規とは丸ノコを使って、材料を直角・直線に切るための治具を指します!
※丸鋸定規・丸鋸ガイド・丸ノコ定規・丸ノコガイド…表記・呼称は異なりますが、全て同じ物です。
元々丸ノコは材料を直線にカットするための電動工具ですが、フリーハンドでしっかりとした直線をカットするとなると至難の業。
しかし木工をやるなら直角・直線にカットすることがほとんど!
是非とも丸ノコ定規を作成し、直角・直線カットが出来る環境を整えましょう٩( ”ω” )و
ホムセンに普通に売ってるけどね…ちょっと高いっすw
あと自分で作ると使いやすくできるし、道具に愛着も湧くので◎
使用材料
今回ベースとなる材料はシナベニヤ。
サイズは 600×450 厚さ9mmの物を使用。
このサイズが大きすぎず、小さすぎず、一番万能なサイズかと!
厚さも重要な要素で、薄すぎると剛性が足りず定規が湾曲してしまうし、厚すぎても定規が重くなってしまったり、薄い物がカットできなくなってしまう。
この話は後述しますが、個人的には9mm厚が一番使いやすいかなーと思ってます。
次に取っ手!
これは木材で作成しても何でも良いのですが、持ちやすい物を選んでいただければ良いかと。
今回はワゴンセールで300円になってた大理石調の取っ手を使用していきますw
本当はもう少し高さのある物のほうが手が入るので使いやすいです٩( ”ω” )و
続いてはドリルスタンドの時にも使用した『トラックレール』を使用します。
またまたミスミさんで購入…だって超安いんですもんw
ただし前回使用した物よりも幅・高さが小さい物です!
このレールは切りたい材料に対して直角を出し、丸ノコで切断するためのガイドとして使用します。
このガイドとなるトラックレールは、丸ノコを走らせるためのガイドと、材料に突き当てて直角を出すためのガイド、合計2本使用します。
長さは600mmと400mmを購入しました٩( ”ω” )و
合計470円也w
このガイドとなる部材ですが、紹介したトラックレールではないものでも作成することは可能です。
要は直線が担保されていればOK。
木でも良いですが後々収縮し、変形する恐れがあるので、やっぱり加工もしやすいアルミが第一候補かと。
それとなんといっても重要なのはガイドの高さ(厚さ)です!
ガイドに厚みがありすぎると、丸ノコ本体に接触します…
必ず所持している丸ノコのベース板と本体の隙間に収まるガイド高さにしてください!
ちなみに今回のレールは8mmなので、干渉する丸ノコは恐らくないかと…多分w
上写真のように大きいL型アングルなんかを使うと間違いなく本体(緑の部分)に干渉します。
ガイドに使用できる条件としては…
①本体に干渉しない高さ
②ボルトナット等で固定ができ、かつアングルの高さ内に収めることができる。
この2点です。
②に関しても意外と落とし穴で、アングル形状によっては上部にナット等が飛び出してしまい、結果本体に干渉するという悲しい結果になってしまうので注意してください!
作り方
まず初めに買ってきた材料の状態を確認してください!
一応90度出ているはずなのですが…ホムセンのパネルソーがヘボいのか、店員さんがヘボいのか、たまに出てないこともありますのでw
スコヤは木工作業では必須工具ですので、持ってない方は今すぐ買ってきましょう!
実際問題、90度は若干狂っていても何とかはなります…
が、しかし!
板の『反り』だけは補正が難しいので、購入前によく確認しましょう!
木材にカットラインを引く!
確認が終わったところで作業に移ります٩( ”ω” )و
まず、『丸ノコの刃』から『ベース盤の端』までの長さを測ります。
誤差2mmくらいはOKです。
使用している丸ノコ(RYOBI製)は91mmでした!
この長さを基準にして、1本目のガイドレールを取り付けます。
ちょっとの誤差OKとしたのは少し広めに取付けて、板の端はカットするからです。
今回は板の端から95mmの位置にガイドレールの端がくるように線を引きます٩( ”ω” )و
これで縦ラインが出来ましたので、次は90度の横ラインを線引きします。
横ラインもスコヤを使用するのですが、今回は使用しているスコヤの上部のラインで線を引きました。
これだと確実に90度の線が引けます。
一番大事な線はこの二つの線で、あとは任意に使い易くしていく…という感じになりますが、ここからは今回のカット方法をザっと説明します٩( ”ω” )و
ちょっと見辛いですが、線を引き終わったところです。
斜線の部分は不要な部分なので、説明するにあたって先にくり抜きますw
穴を開けて…
ジグソーでカット!
ここは精度は不要なので少し大変ですが手鋸でもOK!
カット終了!
ここからどの様に線を引いたのか説明させていただきますw
まず前述した縦ライン…ここにレールを取り付けるのですが、余裕をもって2列分残しました。
次に横…こちらは先程スコヤの上部に線を引きましたが、この線にレールが乗る形になります。
すなわちスコヤの上にレールが乗る状態ですね!
この位置(実際は裏面だけど)にレールを取り付けますが、この上下にそれぞれレール1列分の余裕をもたせました。
なのでレール3列分!
続いて、くり抜いた窓部分と下部の切り抜きですが、下部の切り抜きに関しては、先ほどの横レール3列分の線に合わせて、幅は任意の幅で切り抜きました。
特に決まりはありませんw
窓部分に関しては『自分が握りやすい高さ』を考えてくり抜いています。
そもそもこの窓の意味は『軽量化』はもちろん、『細い部材をカットするとき握れるように』くり抜いています٩( ”ω” )و
ですので『自分が握り易い』というのが最も重要です!
最後に『斜め』の角度ですが、こちらは『取っ手』の角度に合わせてあります。
これも『自分が押さえやすい角度』に取っ手を置いてみて、その角度で斜めカットしました٩( ”ω” )و
あとはちょっとしたデザイン向上のため、斜めカットの角度に『中央の窓部分』『下部の切り抜き』の左側を同じ角度で斜線にしてみましたw
これは完全に遊び心ですねw
こうしてこの形が『勝手に出来上がった』という感じですw
ガイドと取っ手を取り付ける
まずは横のガイドレールを取り付けます。
このガイドレールは『裏面』に取り付けますので、裏面にもスコヤで線を引きましょう!
そしてその線に沿って両面テープで仮留めします٩( ”ω” )و
線に沿って貼り付けるのですが、ここで一つ注意点。
実際に丸ノコが通る方とは逆方向に寄せて貼り付けてください。
理由は単純明快、丸ノコの刃とガイドが交通事故を起こしますw
貼り付けたらガイドレールに穴を開けます。
こちらはシナベニヤごと貫通させ、最終的にネジとナットで固定するための穴になりますので、定規の表側にはネジ頭を入れ込むために面取りも必要となります。
以前紹介したドリルセットがあれば楽勝な作業ですね٩( ”ω” )و
今回は4か所穴開けをしました!
この穴を表側からネジ頭が埋まるように面取り!
あとは簡単!
M3サイズのネジとナットで固定していきます!
簡単ですが、ナットは『レールの中』に収めなければなりませんので、ラジオペンチでナットを挟みながら表側からプラスドライバーで締めていきます…簡単だけど少し面倒ですw
レール内にナットを収める理由は、レールの高さをこれ以上高くしたくないからです。
出っ張ると厄災が降りかかりますw
上記の通りガイドレールに高さが生まれてしまうと、上手く定規が使えなくなります。
簡単に言うと『基本的にはガイド高さより厚さの無い材料は切れない』ということです。
いや、実際は切れるんですがw
でも使いにくくなることは確かなので、レールの中に収めるのがベスト٩( ”ω” )و
こちらと同様の作業を縦のガイドでも行います。
縦ガイドは横とは反対の『表側』に取り付けるので気を付けてくださいね!
表側を取り付ける際に、しっかり90度出ているかチェックしましょう!
そもそもスコヤを使って線を引いてるので、そうそうズレませんが…
あとは取っ手を任意の位置に取り付けます!
コチラの取り付け方法は取っ手によって違いますので、説明は割愛させていただきますが、木で自作するのであればコーススレッドでもOKだと思います٩( ”ω” )و
でも裏側から打ち込む必要はありますので、ネジ頭が隠れるように面取りは行ってくださいね!
最後の仕上げ!
取っ手を取り付けたら最後に実際に丸ノコでカットします!
というのは最初に縦ガイドの位置を決める際、『余裕をもたせて』線を引いていたと思います!
これには理由があって、最後に定規ごとカットし、墨付け通りにカットすることができるようにするためです٩( ”ω” )و
しっかり直角が出ていると、均等な幅でカットできるかと思います٩( ”ω” )و
ズレている場合は、縦ガイド・横ガイドともに余裕は設けてあるのでネジを緩めて調整してください!
試しに2×4材をカットしてみましょう!
バッチリ90度が出ていますね!
これで丸ノコ定規が完成です٩( ”ω” )و
使い方としては…
①2×4材のような細い材料は中央の窓を利用して握る!
②大きな板材は取っ手で押さえる!
といったように色々な材料に使用できますので、とても重宝します!
もしわからない部分がございましたら、YouTubeにて詳しく説明しておりますので、ご覧いただくと更に理解が深まると思います٩( ”ω” )و
今日はここまで!
それではまたっ!
コメント