今回は2WAYテーブルのトリマーフェンスを作っていきます٩( ”ω” )و
以前の投稿をご覧になってない方はコチラ↓
【本体編】
【ジグソーテーブル編】
より快適に使用するためにはスイッチ付きのスピードコントローラーがオススメです↓
ということで全4部作になってしまいましたがレッツゴー٩( ”ω” )و
主な使用材料
フェンスに使う材料は『本体編』で使用した余り材を使って製作します…というかそもそも「集塵機能付きのフェンス作成を見越して材料を買った」という方が適切ですね(^^;)
同じ様に製作していただいた場合であれば、シナベニヤと若干のラワンベニヤが余っているハズ…
これを下記寸法にカットした物を使用します(ΦωΦ)
・12cm幅のシナベニヤ
・5cm幅のシナベニヤ
・5.8cm幅のラワンベニヤ
※長さは全て45cmに揃えてあります。
そして今回もいつものレールを使用します!
・ミスミ フラットフレーム L=450mm【HFSPURE6-1220-450】250円也
その他いつものボルトナットだったりノブを使用するけど、これといった決まりもないので好きな物を使用していただければOKですw
作り方
フェンス土台
いきなりですが、この部分が今回のフェンス製作における肝です(ΦωΦ)
土台部分には一番幅の広い12cmのシナベニヤを使用します。
フェンスの設計で一番意識したことは…
『テーブルに設置したレールに対してフェンスが平行移動できる事』
すなわち『レールに対して常に直角を保つ事』
これを実現するにあたり、一番簡単な方法として『テーブル両端をガイドにする』という方法が一般的ではありますが、今回その方法は使えません( ゚Д゚)
理由は本体編で『作り易さ』と『剛性』を優先し、複数の板をブロック分けして製作したからです(^^;)
作り方、作り手の精度にもよるのですが、既にテーブル両端の直角が出ていない、またはガタつきがある場合が考えられるんですよね…
ではテーブル本体で一番信用できる部分はどこ?
っていう話になるのですが、それは本体に設置した『レール』になるかと思います٩( ”ω” )و
そもそもそのためのレール設置なんですけど(^^;)
ということで無駄に長い前置きになりましたが、『レールを使って平行移動させるようにする』ただそれだけですw
まずはフェンスの取り付け位置を決めるのですが、集塵ホースの設置を考えて、レールに対して均等割り付けすることにしました!
テーブル本体が左右均等の作りではないので、テーブル本体に対しては少し左に寄る感じになりますね(ΦωΦ)
イメージが固まったら、レールに固定するための穴を開けるために、位置を罫書いていきましょう!
レールの中心~レールの中心までの距離は22cmなので、土台板のセンターラインから左右11cmの位置で直角にラインを引き、穴開けする部分に点を落とします!
点の位置は中心に1箇所、板の端からそれぞれ2.5cmの位置、計6箇所を罫書きました!
中心点には6mmドリルで貫通穴、端から2.5cmの点には7mmドリルで深さ5mm程度の穴を開けます(ΦωΦ)
深さ5mmの穴を開ける際は、ドリルにマスキングテープを貼って目印にすると、そこそこ正確に開けることができますよ~!
まさにこの穴が今回の肝の部分ですので、線に対して曲がらないよう正確に開けてください٩( ”ω” )و
穴開けが完了すると、このような形になります。
穴を開けたら位置を確認するため、実際にボルトを通して本体に乗せてみましょう(ΦωΦ)
何事も確認が大事w
ちなみにただの2点留めだと、これだけベースが動きます…w
次はこの『動き』を解消します(ΦωΦ)
方法は簡単…レールを走る『ガイド』を取り付ければOK!
レールの内幅は8mmなのですが、今回は入手しやすい『6mmのスペーサー』を使用しました。
※ちなみに6mmスペーサーの外径は7.8mmです。
これを5mmの深さで穴を開けた場所に圧入します!
穴の方が少し小さいですが、ハンマーでコンコン叩くと簡単に入ります(^_-)-☆
スペーサーの長さは1cmの物を使用してますので、5mm外側に出っ張る感じですね!
この状態で当初の目的である『平行移動ができるかどうか?』、『レールに対して直角か?』を確認しましょう(ΦωΦ)
思い通りの動きができることを確認したら、念のためスペーサーを接着剤で固定します!
(そう簡単には動きませんが、長い期間使用するとなると接着固定が吉)
次にトリマーの刃が内側に入っても大丈夫なように、土台に切り込みを入れます!
ここは本体の穴と同様のサイズで、38mmのホールソーで穴を開け、残った部分を後ほどジグソーでカットします٩( ”ω” )و
これで一番重要な土台部分は完成!
お疲れさまでしたー!
フェンス組み立て
次はフェンス部分の製作です!
メインとなる材料は最初に切り出した残り2枚の材料を使用しますが、組み立て方としては5cm幅のシナベニヤを外側に、5.8cm幅のラワンベニヤを内側かつ土台に乗せた状態で組み立てていきます!
ですがその前に!
土台同様、トリマーの刃が内側に入っても大丈夫なように38mmホールソーで穴開けをします!
土台と違うのはフェンス部分は2枚重ねにしますので、両面テープで仮固定してから2枚同時に穴開けします(ΦωΦ)
穴の中心は端から1cmの位置としました(ΦωΦ)
フェンスを接着する前に、穴開けした箇所の端をジグソーで直角にカットします!
横着してジグソーガイドを取り付けずにカットすると、誰かさんのように失敗しますよw
(っていうか普通に丸ノコで良かったと今更になって思う今日この頃)
ここまで出来たらいよいよ接着・組み立て作業に進みます٩( ”ω” )و
組み立てはボンドで慎重に、特に直角を確認しながら貼り合わせてください(ΦωΦ)
一枚貼り合わせている間に、余った材料で止めの部分を先に作りました!
動画を見て頂ければ分かるのですが、最初の材料切り出しでミスった板があったので、そのまま利用しましたw
ここの寸法はハッキリ言って収まればOK!
今回はたしか高さ6cmで、上底が4cm、下底を10cm、鋭利な先端部分はテキトーに切り落としておりますw
カットにはリベンジでガイドを装着したジグソーで挑みますw
カットした物をフェンスの両サイドギリギリに取り付けました!
ここもボンドで貼っただけですね!
5cm幅のシナベニヤもボンドで貼り合わせていきます!
ここは下に飛び出さないように注意が必要です(ΦωΦ)
この状態でクランプ固定して若干放置しましょう!
※動かなくなればOK。
ある程度固まったら次はレールを設置しましょう!
外側のシナベニヤを5cm幅、内側のラワンベニヤを5.8cm幅で土台に乗せて接着することによって、必然的に2cmの差が生まれます…
レールの幅は2cm、厚みも12mmなのでジャストフィットするはず!
なので下穴を開けて取り付けるだけですね!
今回は5箇所留めることにしました(ΦωΦ)
出来上がりはこんな感じ!
いつも通り勝手に同じ高さになってくれるので楽なもんです!
集塵BOX
最後に集塵機能を追加します٩( ”ω” )و
個人的に一番簡単な方法だと思っているのが今回の方法で、箱を作ってフェンスに取り付けます…正確には3辺しかありませんので箱でもないのですが(^^;)
早速材料を切り出します!
使用する材料は余っているシナベニヤですね(ΦωΦ)
ちなみに箱の大きさに明確な決まりはありませんので、お好きなサイズで大丈夫です!
と言っても、あまりにも大きすぎると吸い込み力が低下してしまうので、見た目も考慮しながら適度な大きさとしてくださいw
今回は10cm四方のBOXで、高さは57mmに設定しました!
57mmというのは何となくフェンスの高さより少しだけ下げて段差を作りたかったからですw
まずは天板となる10cm×10cmの板を切り出し、ド真ん中を45mmのホールソーでくり抜きます!
※穴の大きさは、ご使用の集塵ホース径に合わせて調整してください。
他の材料寸法は下記の通りとなります!
・45mm×100mmの板を2枚
・45mm×76mmの板を1枚
先程の天板を合わせると合計4枚ですね(ΦωΦ)
あとは切り出した材料をボンドで貼り合わせるだけです!
板4枚では箱にはならないのですが、床面と壁1面はフェンスに賄ってもらいます!
フェンスにもボンドで接着し、クランプ固定して乾燥を待ちましょう(ΦωΦ)
ちなみにこの集塵ボックスを取り付ける事によって、フェンス自体の強度もUPしますよ(^_-)-☆
逆に集塵BOXを製作しない場合は、両サイドに取り付けた留め部品を増やした方が良いですね!
これで集塵機能付きのフェンスが完成です!
お疲れさまでした!
仕上げ
フェンスの可動域を制限する
めでたくフェンスは完成したのですが、このまま使用すると『せっかくのフェンスを台無しにしてしまう恐れ』があります( ゚Д゚)
なぜかと言うとレールが長いので…
フェンスがここまで可動しますw
はい、ここまで可動するとフェンス土台まで削ってしまいますw
ということで、そんな悲しい事故を予防するためにサークルカット用のレールでも使ったアレを使用します٩( ”ω” )و
そうだね、ロックナットだね!(この芸人さん覚えている人は通ですねw)
これをレールに仕込めば、それ以上先には動かなくなります٩( ”ω” )و
※ちなみに普通のレール用ナット+イモネジの組み合わせでもOKです。
じゃーなんでそもそもレールをここまで伸ばしてるの?
最初からもっと短いの取り付ければ良かったんじゃね?
って疑問が聞こえてきそうですが、これも前述した通り『作り易さ』と『剛性』を優先したからです!
レールを短くして中途半端な位置で切ってしまうと、天板のシナベニヤに『L字型』が必要になってしまいます。
そして一番荷重がかかる電動工具の天板まで伸ばすことによって『本体のたわみ』を防ぎ、長期使用に耐えるテーブルとなっております٩( ”ω” )و
良いことを言ってますが簡単に言うと『本体優先で考えることにより出た弊害をフェンスの作りでカバーする』ということですね!
今回の製作はこれに尽きますw
簡単な治具を作る
余ったシナベニヤで簡単な治具を作ってみました!
製作したのは『あられ組治具』と『材料止め治具』です…治具と呼べるのか怪しいもんですがw
穴を2箇所開けてるのですが、中心に開いている方を『材料止め用』、右側の穴を『あられ組用』としました!
今ではもっぱら右側の穴だけで両方の用途に使用しておりますw
ちなみにこの状態では『あられ組』はできません( ゚Д゚)
あられ組治具とするには平行ピンを追加します!
使用したピンは6mmの長さ30mmの物で、接着剤で固定しております!
※6mmのピンなので、ビットは6mmストレートビットを使用してください。
使用方法は動画を見て頂いた方が早いのですが、ザックリ説明すると…
①トリマーの刃と固定したピンの間に同じピンを挟んでカットする。(ここで治具の完成)
ちょっと小さくて見辛いですが、こんな感じになるかと思います。
次は②材料をピンに突き当てた状態でカットします。
③カットによって出来た溝にピンを差し込んでカットします。
④また③のカットで出来た溝にピンを差し込んでカット。以後繰り返し。
そうするとこんな感じになりますので、
⑤この材を反転させ、一番左側の溝に治具のピンを差し込んだ状態で2枚目の材をカットします。
⑥2枚目の材も③同様にカット。
そうするとこんな感じで完成します。
これはあくまでも参考例で、材の幅も微妙に違う物だったので出来栄えとしては悪いですw
是非同じ幅の材を用意して試してみてくださいw
それと実際には使用する材の厚み分をカットしなければ箱型には組めませんのでご注意を!
(当たり前かw)
材料を左右で挟み、掘る幅を調整できるように小さい治具も作りました!
目盛テープを貼る
先程の治具を駆使して目盛テープを貼る場所を薄く掘り込みました!
天板を一枚ずつ外して作業したため、少々面倒臭かったですね(^^;)
実際に貼った目盛テープはコチラです↓
※上側が順目盛、下側が逆目盛になります。
今回は順目盛を2個、逆目盛を1個使用しました!
トリマーフェンスを動かして、6mmのストレートビットが材料に当たる位置を『0』として『順目盛』を貼りました!(言い方を変えると、ビットがフェンス内に入った状態で、ギリギリ材料に当たる位置です)
サークルカット用のレール部分はジグソーの刃に対しての距離を計測するためのものですので、実際に刃を設置して『逆目盛』を貼りました(ΦωΦ)
溝は前述した治具を使用して掘ったのですが、今回のように端を残して掘る場合には非常に重宝します(ΦωΦ)
端を残すことによって、『テープのめくれ』を防止できるので、目盛テープを使用する際は、端から貼らずに『中間に貼る』ように使用すると長持ちしますよ!
最後に
当初の目的を『壁掛け収納にする』と豪語しておきながら、収納している様子を撮影してなかったことに全て出来上がってから気がつきましたw
テキトーに端材でL字を作って壁に引っ掛けて収納しております…
下の方がゴチャゴチャしてて汚い感じだったので、なるべく映らないように撮影したのを覚えていますw(それでも汚いけど…)
実は最近、ちょくちょく小屋を整理している最中で、壁面収納の様子が大分変わっております(ΦωΦ)
動画で公開するほどでもないような気もするので、近いうちにブログで紹介しようかな?
長かった『2WAYテーブル』のご紹介は以上で終了となります!
動画も長くなってしまったけど、ブログも長くなってしまい、更新作業に時間がかかりましたね( ゚Д゚)
何か少しでも、少人数の方にだけでも、誰かの参考になっていれば幸いです!
今日はここまで!
それではまた(^_-)-☆
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