省スペース型!ジグソー&トリマー2WAYテーブルの作り方【本体編】

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【2WAY】ジグソー&トリマーテーブルの作り方!簡単設置・コンパクトな壁掛け収納で圧迫感ゼロ!誰でも作れる細かな解説を心掛けてみたら長くなったw【DIY】

小さな物を加工したり、もっと簡単に精度を出せないか?
そして何よりもっと木工を楽しみたい!
ということで今回はジグソーとトリマーの2WAYテーブルの作り方をご紹介していきます٩( ”ω” )و

本題に入る前に今回制作する2WAYテーブルの条件として…

①簡易的、そして機能的であること!

必要な時に簡単に設置でき、そして機能的である事!
ということは『軽い』というのが絶対条件になってきますね!
尚且つ機能面も考えなければなりません。
これを怠るとそもそもテーブル作る意味が…ないw

②壁掛け収納が可能であること!

これは非常に大事なポイントでした(ΦωΦ)
①の条件であればキャスター付きのテーブルや、作業台の上に設置する方法も検討しましたが、当然使わない時もあるわけで…
そんな時に壁掛け収納できると便利ですよね!
そもそも小屋のスペースも限られているので無駄にはできんのですw

上記2点を念頭に置いて今回は真剣に設計しました!
「今まで真剣じゃなかったんかい!」
ってツッコミ入りそうだけど、行き当たりばったりが多かったのは事実ですw
※いや、もちろんその場その場では真剣に考えてますよ?w

使用木材

事前に設計したということもあり、材料に無駄が出ないよう、かつ強度も確保できるように選定しました!

①シナベニヤ 450×900×12mm厚

②ラワンベニヤ 450×900×12mm厚

2枚とも同じサイズですが、種類が違う理由は費用を抑えるためです!
シナベニヤは表面が滑らかですがラワンベニヤより高額。
反対にラワンベニヤは表面が少し荒いですが安価ですね!
この2枚を適材適所で使用していきます٩( ”ω” )و

下地の作成

まず長さを短くする

下地で使用するのは「ラワンベニヤ」のほうです(ΦωΦ)

ちなみにこちらは下地ですので、ほぼ隠れて見えなくなります!
構造用合板でも良かったかな?って今になって思うのは内緒ですw

早速作業に移るのですが、その前に長さ900mmを800mmにカットします!
理由は「①100mm無くても困らない」「②後でトリマーフェンスの材料にする」からです!
※実際にはカットした100mmのうち、58mmを使用しました。できるだけ土台を長くしたい場合は58mmを作っていただければOKです٩( ”ω” )و

カットした部材は後で使うので捨てないでくださいね(ΦωΦ)

ホームセンターでカットされた材料を使用する場合、寸法通りじゃない事が多々あります…
実際に本体側を測ってみると808mmありましたw

長いのはOKですが、短い場合は注意が必要ですね~!
本体部分になるのは500mmですが、残りの部分は『作業台とクランプ固定』するために使いますので、短すぎると不便になってしまいます…
今回の場合は808mmあったので『本体が500mm』『左右のクランプ部分が各154mm』となります。
この辺りは設置する場所、ご自身の作業台に合わせて長さを調節していただければ良いかと!

直接設計図を書く

土台部分は見えなくなるので、ここに設計図を罫書きます!
罫書いた線、寸法はこんな感じ!

線の引き方ですが、下記の順で罫書いていただくと良いかと思います٩( ”ω” )و
①縦が450mm幅ですが、これを3分割する。※上下の端から150mm・300mmの部分に横線を引くことになります。
②左右から154mmの部分に縦線を引く。※真ん中500mmは絶対確保するように!
③500mmのテーブル部分に左225mm・右275mmに振り分けた位置で縦線を引く。
④最初に3分割した150mmの横線(下の方)を基準に200×200mmの正方形を罫書く。(正方形の下辺となります)
⑤正方形の中にさらに正方形を作る。※写真では156×156。このサイズはお持ちのジグソーサイズによる。
※ちなみに×印の部分は切り落とす、またはくり抜く部分です!

ポイントは③と⑤です(ΦωΦ)
③の『左右の振り分け』ですが、今回は中心のラインを左に25mmずらしてます!(
これは『ジグソーの刃』が『ジグソー本体の真ん中に無い』というのが理由です。
⑤の正方形のサイズですが、お持ちのジグソーが通り抜けられるサイズにしてください!
ただしMAXで170×170mmかなー?
これ以上大きくなると、あとで鬼目ナットを挿入するときに割れるような気がする…

不要な部分をカットする

設計図を罫書きましたら、設計図の×部分をカットします!
両サイドは丸ノコで…

中心部分はジグソーでカットしました!

画面場外ギリギリですねw

中心部分ですが、『小さい方の正方形』をくり抜いてくださいね!
大きい方はくり抜いちゃダメですよー!

出来上がりはこんな感じです♪

隠したい場所を隠せていない、全く意味の無い「ふんどし」みたいな形ですねw
そしてこの意味の無い部分にジグソーを通してみます!
あとで通らなかったら泣きを見るのでテストです(ΦωΦ)

何事もチャックが大事!
いえ、チェックが大事ですね!

これで下地は完成です!お疲れさまでした!

ジグソー&トリマーの取り付け

工具天板の作成

工具天板って初めて聞く名前ですよね?
はい、ストロクもですw(なんて呼べばいいんだろ?)
簡単に言うと電動工具に板を取り付けていきます٩( ”ω” )و

取り付ける板は設計図でも罫書いた通り『200mm×200mm』サイズです!
まずこの大きさの板をシナベニヤで作ります!
切り方は先に200mm幅で一列切ってしまって、あとは200mmの長さで2枚切り出します!

ということで2枚の天板が完成っ!

天板への工具取り付け

大前提として今回は下記の電動工具を取り付けます!

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取り付ける電動工具によって同じように取り付けができない点もあるかと思いますので、参考程度にお願いします!

トリマー編

まずは簡単なトリマーから取り付けます!
トリマーは本体を取り付けるのではなく、ベース部分を天板に取り付けます♪

ベースの黒いプラスチック部分を外します!
これは4隅のネジを外すだけで簡単に外れます!

天板への取り付けも同じネジ穴を使って取り付けるのですが、天板の厚みが増えることになるので付属のネジでは短いです。
このトリマーはM4サイズのネジなのでM4で長さ25mmの物をホームセンターで買ってきてください(ΦωΦ)

ということで実際に穴の位置を天板に罫書いていきます!
まずは対角を線で結び、基準となる中心の位置を出しましょう!

次に4隅のネジ位置を測っていきます(ΦωΦ)
下の写真のようにベースを置いて穴の位置をマーキングしても良いのですが、ベースには高さがあるのと出っ張りもあるため正確な位置に印を付けることが困難(^^;)
先程取り外した黒いベースプレートも以前お話した通り、遊びがあるので信用ならねえっす。
ここはネジ穴同士の間隔を測って、測った通りに印を付けた方が正確ですよ!
ちなみに縦のネジ穴間隔が6.8cm、横が7.6cmでした!

板の中心を先に出したのですが、結局センターラインを引いて、先ほどのネジピッチの長さを振り分けることにしましたw
縦6.8cmのほうは、中心から3.4cmずつ上下に振り分けて平行に線を引く。
横7.6cmのほうは、中心から3.8cmずつ左右に振り分けて直角に線を引く。
これで四角形が出来上がると思いますので、この四角形の角!
この角4箇所がネジ穴の位置となります٩( ”ω” )و

〇の位置がネジの位置!

これで後は穴を開けるだけ!
ではないんですね~これが。
ベースには少しだけ突起物があります( ゚Д゚)
この突起物が当たる位置をノミで削ってあげる必要があるのです(ΦωΦ)
大体の位置を測って、少し大きめに削れば問題は無いっす。
まー穴開け失敗しちゃうかもしれないんで印だけつけておいて、削るのは最後にしましょ、最後にw

ということで穴開けしていきます٩( ”ω” )و
念のため下穴を開けてから、4隅の穴を4mmで穴開けし面取り、真ん中の穴は38mmのホールソーでくり抜きました!
4隅の穴は面取りしないとネジ頭が飛び出てしまうので必須ですね(ΦωΦ)

最後に先程位置を罫書いた部分をノミで削り取って完了です!
削るのは1mmくらいかな?

ということで天板の加工は終了です!
それでは実際に取り付けてみます٩( ”ω” )و

無事に取り付けできましたが、裏面から見ると中心の穴が若干ずれてますよねw
どうやら穴の位置が少しだけセットバックされていたようです…てっきり中心にあるものだと思い込んでいましたw
完全にノーマークだったので測ってもいませんw
でも表側から見るとベースは見えないし、違和感もないし支障もない!
なのでこれで完成としますw
どうしても気になったら作り直すけど…絶対に気にならない自信があります(´・_・`)
同じトリマーで作る人は中心の穴を2mmくらい後ろに開けてあげると丁度良いのかな~?って思います。
とりあえずこれで完成!

ジグソー編

次はジグソーの天板取り付けです!
ジグソーに関しても中心に取り付けることは変わりないので、まずは天板に中心線を引きます!

ジグソーの取り付けに丁度良さそうな穴がベースプレート後方にありますので、後ろ側の取り付けはこの穴を利用します(ΦωΦ)
ということでまずは中心線を基準にジグソーを乗せて、後方の穴位置に印を付けましょう!
ジグソーの前後位置がズレてしまうと後で困るので、しっかり測ってから印を付けます!
使用しているジグソーは前後2.5cmぐらいの位置にベースプレートを合わせれば真ん中っていう感じでした٩( ”ω” )و

印をつけたら6mmのドリルで穴開けします!(取り付けはM6サイズを使用します)

穴開けしたら、やはりここでも面取りが必要です(^^;)
M6サイズのネジ頭が1cm以上あったのですが、手持ちのドリルが10mmしかなかったので複数回に分けて穴を拡張し、ネジ頭が隠れるようにしました…初めて大きいサイズが欲しいと思った瞬間でしたw

後方にM6ボルトを通して再度設置します!
ここではしっかりと天板に対して直角かどうかをスコヤを使って確かめます(ΦωΦ)

直角を確認できましたら、ベースプレートの左右に9mmのベニヤ板をボンドで貼り付けます!
ベニヤの長さはベースプレートと同じ長さが良いです!(長いと後で設置できなくなります…)

次に前側を固定するための金具を取り付けられるようにします!
固定には自作テンプレートガイドで使用した余り物の金具を使用しました٩( ”ω” )و

ここで注意なのが、この金具の取り付け位置です!
なるべく前方に取り付けないとジグソーのブレードと干渉してしまう恐れがあります…
ちなみにストロクは何も考えていなかったのでギリギリで焦りましたw
※最悪金具を削っても良いんですけどね…

ということでなるべく前方に合わせて、ボルトナットで固定するための穴位置を印します!

穴の位置を4mmのドリルで穴開けします!
何度も言いますが、ここでも表側に面取りが必要です(ΦωΦ)
穴を開けたら仮固定してみましょう!

仮固定したらブレードの位置を確かめます!
ここは目視で位置を特定し、10mmのドリルで穴を開けたのですが…注意が1点!
ブレードは中心には付いていません。
すなわち最初に引いた中心線上にはブレードはこないハズ。
今回は画像右側に1mmずらして穴を開けました٩( ”ω” )و

それでは実際に取り付けてみます!
ストロクは金具にブレードが干渉するんじゃないかとドキドキでしたが、皆様はそのようなことになりませんように…
結果は無事に動作したので良かったですが(^^;)

取り付けした感じ、強度も全く問題ありませんでしたので、これで完成とします٩( ”ω” )و

下地に部材を貼り付ける

まずは最初に加工した下地材(ラワンべニヤ)を作業台に設置してみましょう!
設置方法ですが、下地材の耳の部分を作業台にクランプ固定します٩( ”ω” )و

そして実際に工具天板を設置して、最初に罫書いた設計図通りに設置してみましょう!
※写真ではジグソーを設置してみてます…刃は危ないので外しましょうw

設置が完了したら…

またまた登場!
毎度お馴染みミスミレールです!

300mmの長さで2本用意し、天板を挟み込みます!

この状態で固定するために、まずはレールに穴を開けて面取りまで済ませましょう!

このレールの取り付けがテーブルの良し悪しを左右することになります(^^;)
もちろんしっかりと直角を測って取り付けるのですが、ビス留めの際に曲がってしまう可能性があるので、1本のレールを両面テープで仮固定し、もう一方をビス打ちします!
その後、両面テープを剥がして、残った方のレールをビス打ちしていきます٩( ”ω” )و

ここまできたら後は残りの部分をパズルのように嵌め込んでいくだけです!
サイズを測って、シナベニヤをカットし、ビス留めしていきます!
左右部の寸法は300×105と300×155でした!
ビス留めの際はレール側(内側)を少し開けてビス留めしています(ΦωΦ)
これは後々目盛テープを貼り付けるためです(^_-)-☆

次に上部の小さい部分を埋め込んで…(サイズは100×200)

これで残りは下部だけとなります!
上部は強度も考えて設計しているので、是非同じように作っていただきたいのですが、下部は自由となります!
そのまま一列埋めてしまっても良いかと思うのですが、今回はさらにレールを追加します٩( ”ω” )و

15cmの長さにレールをカットし、穴開け&面取りします!

このレールを『ジグソーの刃と材が当たる位置』と『レールのセンター』が直角になるように設置します!

ちなみにこのレールはジグソーで使うことになります(ΦωΦ)

あとは残りの部分をシナベニヤで埋めて…

ビス留めしたら完成です!
ちなみに下部サイズは大きい方が150×267、小さい方は150×213くらいになるかと思います٩( ”ω” )و

天板をテーブル本体に固定する

ここまで来るといよいよ完成間近、いやほぼ完成です!
工具天板をテーブル本体に固定できるよう、テーブル本体に『鬼目ナット』を埋め込んで、工具天板には同じ位置に穴開けして面取りします٩( ”ω” )و
穴の位置は共に1cm×1cmの位置としました!

天板の穴開けはドリルスタンドを使用すれば問題無いのですが、テーブル本体は大きすぎるためドリルスタンドでは開けられません…
ということで、簡易的なドリルガイドを作成します٩( ”ω” )و

作り方は簡単!
シナベニヤの端材があるハズなので、それを利用して同じ位置(角から1cm×1cm)に8mmの穴を開け、6mmのスペーサーを埋め込みます!

これを接着剤で固定したら完成!

使い方は本体に当てがって…
スペーサーに6mmのドリルを差し込んで穴開けします٩( ”ω” )و
これで真っ直ぐ正確に開けられると思います!

貫通穴を開けますので下には捨て板を敷きましょう!

穴開けが完了しましたら、鬼目ナットを埋め込みます!

これでめでたく完成です!
お疲れさまでした٩( ”ω” )و

ちなみにジグソー天板を取り付けた表面&裏面はこんな感じです!

これにて本体編は終了です!
でもこのままだとジグソーもガイドが無いし、トリマーもフェンスが無い…使いづらくね?
ということで別の機会に作り方を紹介していきたいと思います٩( ”ω” )و

動画ではより詳しく説明しておりますので、是非一度ご覧ください(ΦωΦ)

【2WAY】ジグソー&トリマーテーブルの作り方!簡単設置・コンパクトな壁掛け収納で圧迫感ゼロ!誰でも作れる細かな解説を心掛けてみたら長くなったw【DIY】

今日はここまで!
それではまた!

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